講演は、講師の挨拶から始まりました。現在お勤めのシルク博物館のある横浜の居留地は、飲用水用に二ヶ領用水から水を引いていたこともあり、実は関係が深い所であると語られました。
「はじめに」として二ヶ領の概要や、「二ヶ領用水の歴史」として徳川家康の関東入府から昭和に至るまでの用水の歴史について話されました。
次に「二ヶ領用水の全貌」として流路や取水口、分量樋・円筒分水など現地見学で実際に訪れるポイントについての講義があり、続いて「二ヶ領の用水の維持管理」にまつわる用水路組合のことが話されました。
最後にまとめとして、二ヶ領用水は江戸時代には農業・飲用水に用いられる川崎にとっての「いのちの水」であったこと、近代には工業用水として使われたこと、川崎市域の細長さは用水を利用していた人たちが川崎市を形成したからであることなどから、二ヶ領用水が川崎の発展に寄与したといえるという結論を述べられました。
11:15からの質疑応答では、「二ヶ領の二つの領はどこでわかれていたのか」「用水に水車はあったのか」など参加者から様々な質問があり、大いに会場は盛り上がりました。
11:32からは、メンバー青木による現地見学のオリエンテーションが行われ、地図を用いながら現地見学の各回コースや注意事項についての説明がありました。
11:50、基礎講座は盛況・成功裏のうちに終了となりました。
9月3日(日)、第一回目の現地見学を実施しました。9月2日(土)は雨天だったため翌日に延期となりました。好天に恵まれ絶好の散策日和でした。
急な予定変更にもかかわらず、11名の参加者と7名のミューラボメンバーが集合場所のJR登戸駅改札前集合。
参加皆さんの集合が早かったこともあり、早めの午前8時47分に開始。代表の江原と本日のガイドである副代表の青木から挨拶・注意事項・本日のルート確認後、登戸駅を出発しました。旧津久井道から多摩川に出て、登戸の渡し場跡付近や大丸用水を確認した後、二ヶ領用水の宿河原取水口・宿河原堰を見学しました。
その後は宿河原堀に沿う形で、桜の深緑や宿河原近くの畑の様子を楽しみながら歩き、八幡下圦樋跡や宿河原堀と交差する五ヶ村堀掛樋をみて、10時20分頃、緑化センターに着き10分間の休憩をとりました。休憩後、久地に向かって再び宿河原堀沿いに歩き、宿河原の徒然草の碑を見ました。
10時47分頃、落合に着きました。
久地駅前を通過して、徳川幕府の将軍の鷹狩と関係する鷹匠橋に向かいました。
休憩後、久地に向かって再び宿河原堀沿いに歩き、宿河原の徒然草の碑を見ました。
10時47分頃、落合に着きました。
久地駅前を通過して、徳川幕府の将軍の鷹狩と関係する鷹匠橋に向かいました。
11時30分頃、円筒分水に着きました。
大山道(矢倉沢往還)と二ヶ領用水が交差する大石橋まで歩きました。
11時53分にその大石橋に着き、ほぼ予定通りの12時00分頃、溝の口駅近くで解散としました。
ところで、当団体の事業実施企画「歴史をさぐる用水散策」が、2017年8月26日(土)付で神奈川新聞朝刊に「市民団体が企画二ヶ領用水探訪」のタイトル名で、紹介されました。
今回の現地見学では、この記事をご覧になり直前に申し込まれた方もいました。
平成29年11月18日、第二回目の現地見学が行われました。JR南武線中野島駅に大人17名、小学生1名、計18名とミューラボメンバー8名が集まりました。
今回、一般参加者に加え、かわさき活動センター職員の金田さんが助成金事業活動の見学で参加、また大学連携事業における活動視察で2名の専修大学生の参加がありました。
定刻の午前9時00分から代表の江原と本日のガイドである副代表の青木から挨拶・注意事項・本日のルート確認後、中野島駅を出発しました。
9時22分に多摩川の土手に着きました。そこから少し上流に歩けば遠くに上河原堰が、また近くに新三沢川の水門が見えてきます。 堰と水門、次いで上河原の取水口を見学したあと、9時44分、取水口横で休憩をとりました。
9時50分、休憩を終えて出発し、二ヶ領用水と新三沢川の立体交差点、布田と中野島の二つの草堰、大丸用水の掛樋跡などを見学しました。
10時15分に旧三沢川と二ヶ領用水の合流点、ついで10時30分頃に橋本橋を過ぎました。
その後、一本圦樋跡、紺屋前堰跡など登戸一帯を潤した堰の跡を見学しました。10時52分に小泉次太夫のレリーフある台和橋と山下川との合流地点に到達しました。
11時13分に旧津久井道と二ヶ領用水が交差する地点に架けられた小泉橋を見学し、近くの榎戸堰の位置を確認したあと、11時25分から何人かの参加者にインタビューを行いました。
その後、五反田川と二ヶ領用水の合流点を見学して、11時45分に小田急線向ヶ丘遊園駅で挨拶して解散となりました。
※現地見学③コースの様子は、YouTubeでもご覧いただけます。
平成30年1月20日(土)、第三回目の現地見学が行われました。若干、気温は低めでしたが、天気には恵まれ、長時間歩くのにはちょうど良い気候でした。 9:00にJR武蔵溝ノ口駅に集合し、やや遅れる形で9:06から代表の江原とガイドの青木から挨拶と説明があり、9:20に出発しました。
駅から川崎堀に向かう途中、大山道(矢倉沢往還)にかかっていた栄橋の跡を見学し、少しだけ根方堀を沿う形で濱田庄司の墓がある宗隆寺の前を通りました。 溝口神社に到着し、続いて大山道に出ました。
9:39に川崎堀と大山道が交差するところにかかる大石橋に着きました。そこから溝の口の街中を走る、真っ直ぐな川崎堀の新流路に沿いに、蛇行していた旧流路の痕跡を探しつつ歩くと、10:00には旧川崎堀と旧平瀬川が合流していた地点に着きました。
そこからは新流路を一旦離れて旧流路沿いに歩き、途中少し寄り道して二子塚の公園にあるトロリーバスを見学し、戻って旧流路跡である二子坂戸緑道を歩きました。
10:25に緑道の下流側の出口に当たる所に置かれた供養塔を見学しました。このあたりで新流路と旧流路が接近している。
10:53から休憩をとり、11:00に再開してすぐに川崎堀の七堰の一、井田堰跡と竹橋を見学。
11:07に宮内水門、続いて木月堰跡を見学し、薬師橋を11:32に通過し、その後、川崎市域初の寺子屋が置かれた高願寺に辿り着きました。
11:45に神地橋を渡り、武蔵吉良氏の影響下で門前市が開かれた泉澤寺などを見て、12:03川崎堀の吐水路である渋川との分流点に到着。参加者へのインタビューの後、解散となりました。
※現地見学➃コースの様子は、下記のYouTubeでもご覧いただけます。
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